今年で誕生20周年!ドゥカティ ムルティストラーダシリーズ

Ciao! DUCATI札幌です。

ムルティストラーダ(さまざまな道を意味する「マルチロード」の意味)と言う名前で
今ではDUCATIの看板モデルにまで売れるようになった現行のムルティストラーダV4ですが
そのルーツは今から20年前に誕生した2003年のムルティストラーダ1000まで遡ります。

それまでSBKやレース・スポーツイメージがとても強かったDUCATIの歴史を変えて、モーターサイクルの世界にも大きな影響を与えたムルティストラーダ・ファミリーの成功の軌跡を振り返ります


2003年 MULTISTRADA1000

当時のドゥカティデザイナー・ピエールテルブランチがデザインした初代ムルティストラーダ1000は
これまでに見たことがないドゥカティでした。
このモデルは、高速道路の走行も得意としていました。
もちろん、ツーリングバイクとしての素質も、オフロードバイクとしての可能性も備えていました。


2010年 MULTISTRADA1200S

コードネーム「カイエン」モーターサイクルのスポーツSUV を目指し
ドゥカティだけでなく2輪では世界初となる機構をいち早く搭載するようになった最初のムルティストラーダ
高回転のパワーだけでなく低速の扱いやすさも良質した水冷テスタストレッタ・エボルツィオーネ11°エンジン
「4台のバイクを1台に」というキャッチフレーズを採用
ハンドルバーに設置されたスイッチを操作するだけで、エンジンパワー、スロットル・レスポンス、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)の介入レベルを変化させることが可能で、このキャッチフレーズは、このモーターサイクルの特徴を見事に表現していました。
今ではツアラー・アドベンチャーには当たり前になってきた電子制御サスを世界で初めて搭載したモーターサイクルがこの2代目となるムルティストラーダ1200Sです。


2015年 MULTISTRADA1200S DVT

第3世代のムルティストラーダの開発において、ドゥカティはさらなる高みを目指し、このモデルのエンジンにふさわしいメカニズムに焦点を当てました。
テスタストレッタ・エボルツィオーネ11°には、可変バルブタイミング・システムが組み込まれ、テスタストレッタDVTへと進化
業界で初めて採用されたこのシステムは、インテーク・バルブとエグゾースト・バルブの両方でタイミングを変えることが可能で、ムルティストラーダは、再びテクノロジーの水準を引き上げました。

電子制御は更に進化しIMUを搭載
IMUは、ロール、ピッチ、ヨー、およびそれらの変化率を読み取り、コーナリングABS、トラクション・コントロール、セミアクティブ・サスペンションの各機能を調整します
MULTISTRADA1200S DVTは1260 DVTへ進化しこれが2気筒ムルティストラーダの最後のモデルとなりました。


2020年 MULTISTRADA V4

第4世代となったムルティストラーダはシリーズで初めて新しいエンジン:V4グランツーリスモを搭載
フロント&リア・レーダーを搭載した世界初のバイクなど新たな高みに達したテクノロジーを搭載し現在も販売しています。


フルモデルチェンジの度に世界初のシステムを採用し、販売していく中でもバリエーション追加など進化を続けていくドゥカティ ムルティストラーダシリーズ
現行モデルのムルティストラーダV4もスポーツ性を強化したパイクスピーク
大容量タンクなど長距離ルーリングに対応したV4ラリーなど今年も新しいムルティストラーダV4が登場します。

レースイメージが強いドゥカティの中で1番売れているモデルがムルティストラーダです。
快適なツーリング性能+ドゥカティのレーススポーツテクノロジーが融合した他メーカーには出来ないアドベンチャーバイク

店頭で是非現車をご覧いただき、試乗してそのハイテク性能ぶりを体験してくださいね。

そんな20周年を迎えたムルティストラーダシリーズは現在ドゥカティHPにて特設サイトがオープンしています。
こちらも合わせてムルティストラーダの歴史を振り返ってみてくださいね。

ムルティストラーダの歴史スペシャルサイトはこちらから

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